ゲーミングPCにおける重要パーツとゲーミング性能
皆さんはこの記事を閲覧しているという事は
ゲーミングPCの購入を検討しているのでしょうか?
そんなゲーミングPCですが、パーツ数個でかなりゲームにおける快適度が変わってきます。
ゲーミングPCの基礎構成パーツ
大まかにパソコンの性能は下記で決まります。
マザーボード
-パソコンの基礎基盤になります。これによって回路の全体性能に影響する事がありますが、BTOの場合基本的にはデフォルトのままで最適なものが選択されているのでそのままでも大丈夫です。
メモリ
-メモリは一時的にデータを置いておく場所です。この領域が多ければ多い程わざわざデータを引き出してくる必要が無くなるので処理が早くなったり、とても早くデータを行き来できる場所なのでここに一時保存することによってローカルファイルの編集時に動画やデータの読み込みが早くなったり等します。
CPU
-パソコンの頭脳にあたる部分です。ここでゲームやソフトのデータ処理や通信データの処理を行い、別の場所にそのデータを送ったり等とても重要なパーツになります。
GPU(グラフィックボード)
-パソコンの映像処理の頭脳にあたる部分になります。基本的なパソコンはCPUの中にこの機能が含まれますが、ゲームとなると大規模なデータと膨大な処理が必要なので特設で映像特化の脳みそを追加したような形です。この部分とCPUの性能のバランスによってゲームの快適度が大きく変わります。
電源
-電源に関してはそれぞれのパーツに電気を送るのですが、電気の変換を行う場所です。ここの電源容量が足りないとパーツが電力不足を起こして不具合が起きたり性能が引き出せなかったりします。基本的にはBTOのデフォルトで大丈夫です。
記憶領域(HDD・SSD)
-ゲーミングPCではデータの読み込みを出来る限り早くするためにSSDというHDDより早くデータをやり取りできる装置が基本となります。ゲームを数個やる方であれば500GB~1TB ゲームを大量に入れたり今後長く使うのであれば1TB~2TBあればよいかと思います。
容量に関しては案外使います。
オプションパーツ
ディスクドライブ:DVD等を読み込んだりするのに使いますが、基本的に今のゲームはダウンロードが基本なのでほぼほぼ要りません。
ただ、ディスク版を好む方は必要になってきます。
無線子規:無線を使用するのに使いますが、ゲームでは無線は圧倒的に不利なので使用しません。出来る限り有線にしましょう。
その他の説明に関してはCPU・GPUの選び方ではなく
ゲーミングパソコンの選び方の記事に記載しておりますのでそちらをご参照下さい。
選び方に関して重要な部分だけをまとめました。
おしゃれなゲーミングPCで差をつけたい人は【PCショップASP】
CPUの選び方
メーカーの違い

大まかに分けてIntelとAMDというメーカーがあり
下記が大まかなメリットと選択する基準になります。
ゲーミングPCでは基本的に
Intel製の 「Core i 〇〇(数字)」シリーズか
AMD製の 「Ryzen 〇〇〇(シリーズ名)〇〇(数字)」を選択する事になります。
メーカー | Intel Coreシリーズ | AMD Ryzenシリーズ |
ゲーム性能 | ◎ | 〇 |
オフィス系 | ◎ | △ |
レンダリング | 〇 | ◎ |
マルチタスク | △ | ◎ |
動画エンコード | 〇 | ◎ |
価格 | △ | 〇 |
IntelとAMDの大まかな違い
Intel製CPUは頭の良い人が数人あつまった脳みそと考えて下さい。
一方でAMD製CPUは頭がそこそこの人がいっぱい集まっているという感じです笑
AMD製CPUはそのコア数(処理する場所)をたくさん搭載しているマルチコアなのに対して
Intel製CPUはコア一つ一つの性能を上げているという形になります。
コア数とは言ってもほとんどのソフト(レンダリング系以外)はマルチコアを
うまく活用できず、数コアしか使えないという仕組みです。
そのため、Intel製CPUの方が一般的にはゲーム等においても性能が良いとされています。
ただ、そこまで差が出るわけでもないですし
性能においてAMD製CPUはコストパフォーマンスがめちゃめちゃ高い所に選択の価値があります。
とは言っても最新のCPUは性能があがると同時に値段も跳ね上がってます。ただ性能の面でいったらどっちもどっちという所でしょうか。
ちなみに動画エンコードやレンダリングに関してですが動画編集に関して
現代ではCPUエンコードよりGPUでのエンコードが多いのでそこまで気にしなくても良いと思います
各エディションの違い
タイプ | 価格 | |
Core i9/Ryzen9 | ハイエンド・ハイスペックモデル | 非常に高額/高額 |
Core i7/Ryzen7 | ややハイエンド・ハイスペックモデル | 普通~高額 |
core i5/Ryzen5 | 中~高性能・ミドルスペックモデル | 安め~普通 |
Core i3/Ryzen3 | 廉価版・低性能~普通・オフィスモデル | 安め |
とこのように、数字があがるごとに性能が良くなります。
この中にも細かい 12900k等細かい番号が振られていますが
これも同時に基本的には数字が高い方が性能が高いです。
どれを選べばいいの?
ゲームと普段使い、そして動画編集等基本的な事をするのであれば
圧倒的にIntel製のCPUをお勧めします。
Intel製のCPUはどのソフトとも親和性が高く、情報も多いので
何かあったさいに対応しやすいという点とCPUが原因の不具合が少ないという点にあります。
なのでIntel製の予算が許す限り数字が高めの型番を選ぶのが良いと思います。
セキュリティの面ではAMDの方が
優勢と言われていますがそれは全体の情報量が少ないのが原因です。

GPUの選び方
メーカーの違い

GPU(グラボ/グラフィックボード)に関しては
CPUと同じAMD社が提供するRadeonシリーズというブランドと
Nvidia社が提供するGeforceシリーズというブランドがあります。
メーカー | Nvidia Geforceシリーズ | AMD Radeonシリーズ |
ゲーム性能 | ◎ | △~〇 |
安定性 | ◎ | △ |
マルチタスク | 〇 | ◎ |
動画エンコード | 〇 | ◎ |
価格 | 〇 | ◎ |
双方の大きな違いとしては Geforceが性能重視のグラフィックボードであるのに対して
Radeonは消費電力やコスパを重視したグラフィックボードであると言えます。
Geforceの特徴
Geforceシリーズは
ローコストのエントリーモデルからある程度高額だが超ハイスペックモデルまで幅広く用意されています。
そしてコア性能が素晴らしく毎度モデルチェンジが起きるたびに
性能が大きく向上し4Kやレイトレーシング等の技術にも力を入れているので
最新ゲームをプレイする際には安定するGeforceを選ぶというのがおすすめです。
基本的にマインクラフトのようなサンドボックスで、内部処理が多いゲーム等は
下記のRadeonの方が処理が得意ですがGeforceでは3Dゲームやハイグラフィックのゲームでは素晴らしい性能を発揮します。
Radeonの特徴
Radeonシリーズは一昔前は
コスパ重視でしたが現在はハイエンドの映像コアを開発しています。
ミドルエンドのコストでは
Geforceより少しだけ安く性能が良いグラフィックボードを手に入れる事が出来ます。
Radeonは消費電力に秀でており、また先ほど説明したCPUと同じく
コアが非常に多く処理をする脳みそが多く作られているGPUになります。
そのため、ハードウェアエンコードが
流行っている今では動画編集後のエンコードが速い等の特徴があります。
マインクラフト等のサンドボックスゲームではRadeonの方がFPS値が出る事があります。
これはマイクラが単純にコア数に直結するような仕組みなので性能が引き出せると言われています。
どっちを選ぶ?
ゲーム目的であれば性能を重視しているGeforceをおすすめします。
Radeonはコスパも良いですし消費電力の面からみたら自作等にはもってこいです。
しかし、ゲームによってはRadeonの方が有利な事もないことはないですが
基本的にはGeforceの方が基礎的に性能がでる事が多いですし、Radeonに関しては
Geforceよりかはハードウェアの不具合が多い事が多いので
単純にゲームを楽しみたいのであればGeforceを選択しましょう。