CNOHAで全ワイプ後のアップデート作業

CONOHAの自動構築
テンプレートを使用していると
アップデートのやり方が分かりにくかったり、全ワイプ後の作業が難しく感じる事があります。
このページではCONOHAテンプレートを使用している際に
全体強制ワイプが入った時のアップデートのやり方を解説します。
そもそも全体ワイプとは
1週間・2週間・1か月
毎にマップワイプ(マップが全部リセット)
レシピワイプ(レシピと知識全部リセット)
を入れるサーバーが大半ですが
全体ワイプとは
ゲーム全体のバランスを取るために大型アプデ(アイテムの追加等)が来た際にゲームが強制的に全サーバーへワイプを入れる事です。
ワイプを避ける方法として
過去のマップデータ等を新しいワイプ後のデータに上書きする方法がありますがバグやエラーが新しいアイテムによって発生する可能性、そしてデータの移行がめちゃくちゃ大変という観点でおすすめは出来ません。
全サーバーへワイプが来た時には
更新(アップデート)をしないとサーバーに接続できなくなります。
そこでCONOHAで
サーバーをアップデートする方法をご紹介します。
※7月14日追記
RUSTのアップデート方法ですが、ちょうどタイムリーに
CONOHA公式からアップデート方法が公開されたので、そちらで出来なければ下記手順通りに進めて頂ければと思います。
sed "s/^# ExecStartPre/ExecStartPre/" -i /etc/systemd/system/rust-server.service
を追記する事によって、サーバー再起動のみで
自動アップデートされるようになったそうです。
うまく行かなければ下の手動アップデートをご覧ください。
又、そもそもSteamCMDを
メインディレクトリにインストールされてない方は
上記手順でアップデートが出来ない可能性があるので下記手順でアップデートしてください。
CONOHAでの手動アップデート作業
まずはCONOHA
ログインし、契約していない方は4GBプラン以上で契約してください。
(RUSTのテンプレートは4GB以上しか使用できません)
ログイン

コンソールボタンを押して
コンソールを開きます(黒い画面です)

コンソールを開いたら
Loginが出ますので「root」でログインします。
Loginの横に「root」と打ち
契約時に決定したrootパスワードを入力してログインします。
※フォルダ編集権限を所持しているアカウントを使用しても大丈夫です。
基本的にテンプレートを使用している方は9割以上がrootを使用していると思うのでrootで大丈夫です。
RUSTのサーバーを停止
ログインが完了し
コマンド受付待機状態になっているコンソールに
systemctl stop rust-server.service
と打ち込みます。
これによって
RUSTのサーバーが内部的に停止します。
ワイプ後でサーバーが表示されない状態の場合も
必ず停止する必要があるので、これらを入力してください。
※停止コマンドを打つとしばらく固まる状態になるので気長に待ちましょう。サーバーによっては5分くらいかかる事があります。
再びコマンド入力が
可能な状態になってから次の手順へ進んでください。
SteamCMDのダウンロード・STEAMモードに変更
中にはSteamCMDがインストールされておらず
上手くアップデートが完了しない方がいるので
SteamCMDをダウンロード・インストールします。
cd ~
と打ち、メインディレクトリに移動します。
steamcmd
と打ち込むと自動でインストール・ダウンロードが開始されます。
ちなみにSteamCMDは
SteamCMDのコマンドを入力するモードにする時も使用します。
要は、コマンドを入力するモードで
インストールされていなければ自動でインストールしてくれる状態と思ってくれればOKです。
備考(上級者向け)
コマンドモードがうまくいかず
マニュアルでインストールする場合やカスタムする予定の方は
cd ~/Steam
でSteamディレクトリに移動し
./steamcmd.sh
で、ダウンロードしましょう。
上記の自動インストール・ダウンロードが
うまくいかなかった場合や、ファイルを調整する場合にこちらを使用します。
SteamCMDにログイン
上記のインストールが終わり

画像のような
Steam>
となり、コマンドが打てる状態になったら
ファイルインストール先を指定します。
force_install_dir /opt/rust_server
これを入力しても
特にアクションは起きないので気にしないでください。
次に
SteamCMDにログインし
アップデートパッケージをダウンロードします。
login anonymous
と入力し、ログインします。
備考
自分のアカウントにもログイン出来ますが
anonymousは匿名でログインするというイメージです。特にアップデートパッケージをダウンロードするのにアカウントにログインする必要がないですし、developerアカウントも必要ないので[anonymous]を使用しましょう。

この状態になればログイン完了です。
RUSTパッケージダウンロード・整合性確認
この状態で、下記コマンドを入力してダウンロード開始します。
app_update 258550 validate
現在のバージョンと
サーバーのバージョンを照らし合わせ
必要なファイルをダウンロード・アップデートしてくれます。
しばらくログが流れ、止まると
アップデート完了です。
quit
もしくは
exit
で、SteamCMDモードを抜けましょう。
RUSTのサーバーを立ち上げ
systemctl start rust-server.service
と入力するとサーバーが再び起動します。
アップデート後初回起動には
5分~15分程度かかるのでこちらも気長に待ちましょう。
これでアップデートは完了となります。
CONOHAでのRUSTサーバーの設定等
FTPでのサーバー設定方法等
リクエストがあれば順次追加していきます。
よろしければページ下部のコメント欄で
欲しい情報等をご記載下さい。順次追加していく予定です。